幸田文のマッチ箱

今日は岡山校での授業なので、電車の中で村松友視幸田文のマッチ箱を読む。幸田文については映画「弟」の作者、文豪幸田露伴の娘としてしっかり知っているつもりであったが、なかなかどうして…

村松友視の文章はたいがい味があるが今回もその期待を裏切らないものである。この人は、トニー谷についての本でも、プロレス礼賛の本でも光の当て方が大変斬新で意表を突くものであったが幸田文という人の奥深さをじっくりと展開してくれている。最後まで読み切るのが楽しみである。