吉村昭「暁の旅人」を読んで

 江戸時代末から明治初期に西洋医学を日本に果敢に取り入れた医師の話である。当時の外国人の熱意ある指導と、それを真剣な態度で実践する行動力には目を見張るものがある。

 今回の原発の処理でも東電が本社の現場の意向を第一として迅速に対応をすることを謝らなければここまで大事にはならなかった気がする。前例とか上の判断を無為に待つとかはくれぐれも技術者たるものしてはならない。