個別指導について

 最近、集団授業をする時間に生徒が集まらず、個別指導に実質なっている時間帯が多い。これは、生徒の様子がよくわかり、今まで集団授業で見逃していたことが発見でき、プラスになることが多い。
 ただ、この個別指導で最も怖いのは、「先生、辞めさせてください。」という言葉である。こちらは親身に指導し、感謝されているというぐらいの気持ちを持っていたりして、そのギャップは大きく、落ち込むことはなはだしい。
 しかし、生徒の気持ちになって考えると、面と向かって先生に「辞める。」と言うのはかなり嫌なことであろう。それでも辞めると直接言うのは、相当通塾が嫌であったのであろう。可愛そうなことをさせていたのである。
 通塾の苦労(精神的にも金銭的にも)に見合うだけの勉強に対するやる気と結果を生徒がつかみとれるように、生徒と一緒に模索していくしかない。