デパートに 豊かさを見し 在りし日よ

 天満屋の広島八丁堀店が閉鎖されるという。広島のデパートと言えば、福屋と天満屋が二枚看板である時代が長かったように思う。

 デパートは豊かさの象徴であった。格調があり華やかさがあった。出かけるのに、よそゆきを着ていこうという気を起こさせてくれた。買い物をする誇らしさがあった。
 それが今やこのありさまである。

 デパートという形態が、時代の流れから取り残されているのであろう。しかし、何か味気なさを感じる。