でこちゃんの おいしい人が 勢ぞろい
妻のお母さんに本を送ることを引き受けて、ブックオフ巡りを楽しんでいる。今日は、高峰秀子、鎌田実、西村賢太、倉島厚、青木雄二の本を送った。
高峰秀子の「おいしい人」は、彼女のエッセイであるが、藤田嗣治、伊東深水、梅原龍三郎、内田百輭等とのやり取りが書いてある。、藤田や伊東が彼女に対してはしゃいでいたというのが不思議でもあり、分かるような気もする。以前、三島由紀夫と高峰秀子の対談を読んだことがあるが、三島が徹底的に論破されていた。彼が対談でたじたじになったものはめったにないと思う。
いつも不機嫌そうな顔をし、人に会うのを嫌がり、引退後は一切映画への出演を断った人であるが、本当に魅力的な人である。
また、鎌田実は、大学紛争を経て、地域医療に目覚め、チェルノブイリの医療行為を行ったことなどが率直に書かれており面白かった。
人に本を紹介するのはなかなか楽しい。