手紙には 心の内が 見えかくれ

 湊かなえの「往復書簡」を読んだ。中編の作品が3つで「告白」と比べ、重量感がない気がする。しかし、引きずり込まれ最後まで読まされ、そして、それまでの展開をひっくり返された。やられたという感じで終わるところが心地よい。

 昨日は向田邦子の「阿修羅のごとく」を読んでしまい、ここのところ、ちょっと仕事に差し支えるのも厭わずという感じで、ちょっといかん。これもテレビの場面場面を思い出しながら読んだが、本当に面白かった。

 仕事に支障が出るくらいの読書もよいか。