中国も 若者はやはり 軟弱か

 ヤンイーの「陽だまり幻想曲」を読んだ。ヤンイーは中国人で初めて芥川賞を取った人である。

 この中に入っている「ピラミッドの憂鬱」は中国の青年が、就職できず日本に留学して、その日その日の生活をする話である。親頼みの生活がグローバルに広がっている。中国はハングリーな国と考えていたが、努力はせずおっとりと暮らしていく事を第一と考えるところは、最近では国籍不詳の現象のようである。

 刺激的な面白さを求めて、身を削ってみんなが走り回る世の中を取り戻したいものである。