時効の撤廃 過去の事件に 適用おかしい

 立教大生の殺人事件の父親が捜査終結の要請をしている。時効撤廃の法律が制定される前の事件についても適用されることに、違和感があるからとしている。

 時効警察というテレビドラマがあり、なかなか面白かった。時効というのは長い間の知恵から生じた大事な考え方だと思っていた。これが無くなることさえ違和感があるのに、時効撤廃の法律制定より以前の事件にまでさかのぼって時効撤廃が適用されるのはおかしい。
 時効まであと何年と考えて生きてきた人に対する冒涜である。これを許しては、法律というものは、あてにできなくなるのではないか。

 反対意見も多いだろうが、どんなことも時間がたてば、許されねばならないという考え方も、ありではなかろうか。