塩出英雄の 生誕100年 満喫す

 福山美術館で開催されている塩出英雄生誕100年記念展を見に行った。

 今回の塩出英雄展は常設展(入場料300円)であり、一階の特別展と並行して行われた。

 塩出英雄は2001年に88歳で亡くなったが、福山を代表する日本画家であり、その風格のある風景画や人物画は私の好みとしては、平山郁夫や奥田玄宗などに引けを取るものではない。

 特別展ではないということで、あまり期待すること無く行ったのであるが、素晴らしい絵や焼き物が30点もあり、圧倒された。

 このほか第二展示室には岸田劉生、林武、安井曽太郎の絵や北大路魯山人の鉢があり、第三展示室にはユトリロピカソ、キリコ等の秀作があった。

 11月より、塩出作品の出品作品が入れ替わるそうであり、もう一度是非見に行ってみたいものである。