広島の 競艇・競輪 廃止の危機に愕然

 大晦日、昼食に寄ったお好み屋さんのお兄ちゃんが、競艇ファンであった。午後は宮島競艇に行き楽しむということであった。

 お客に対し、競艇が廃止の危機に瀕しているということで、是非行って実際に見て欲しいとアピールしていた。

 聞けば、広島の競輪場も廃止が濃厚であるという。昔、中野浩一を見て興奮したあの広島競輪場が無くなりそうであるというのである。目の前で一流選手がファンの思いを背負い力を競い合う迫力はゲームなどとは比べ物にならないと考えるのは思い違いであろうか。

 福山の競馬といい、広島の競輪・競艇といい、60年以上ファンを楽しませてきた以上、文化だと考える。それを目指して人生を掛けてきた選手や支えてきた裏方の人たちがいるわけである。画一社会の中で厚みを形成する大切な人たちである。簡単に切り捨てるのは、冒涜だと考えるのは間違いだろうか。