新藤兼人 その人生の 一貫性

 新藤兼人の「いのちのレッスン」を読んだ。その見事なまでの筋を通した生き方に圧倒された。

 原爆を撮る。性の営みを撮る。とると決めたらとことん撮る。

 学校も出ず、映画を見て、自分の一生は映画だと決め、石にかじりつくようにして、この世界に入り込み踏みとどまる。

 やりたいことは、出来ることになっていくものだ.