竹脇無我 うつ病の本 読んで考える 

 ブックマーケットで、竹脇無我の「うつ病からの生還」を買った。

 高校生のとき、竹脇無我のお父さんは自殺していたとのことである。身内の自殺はものすごい重荷となるようである。
 自殺するとは、周りの人間との関係をすべて閉ざすことであり、身内に対しても拒絶を言い渡すことになるようである。

 身内を残して自殺することの罪深さをこの本を読んで思い知らされた。

 また、心の奥底と人間、対話して生きていくという経験を病気は後押ししてくれるのかもしれず、案外人間が成長する上でうつ病のような病気は必要な要素なのかもしれない。