寺山修司 生きていたら 80か?

 NHKのアーカイブスで寺山修司生誕80周年を記念した彼の27歳の時の原作テレビドラマ「一匹」を見た。

 家で飼っていた牛が売られ、東京の屠殺場まで少年が追いかけていく話である。少年は大人になった。と結ぶ。
 全編不条理そのものである。

 当時、よくテレビで放送したものだとそっちの方に感心した。

 野坂や寺山を受け入れる時代の包容力があったのである。