ムカデに刺された あり得ない痛さ
夜中、布団の中で足の指に激痛が走った。何事かわからないまま、慌てないようにして、とにかく寝続けようと考えた。
次の瞬間また別の箇所に激痛が走った。ひょっとしたらと布団をはたき、見つめると畳の上に大きなムカデの姿があった。
身近にあった折りたたみ傘でひたすら畳をたたき続けた。ムカデはもんどり返りながら、ヒクヒクしていた。
足を洗い、マムシ酒で消毒するようにとの妻の助言に従って処置した。
これがよかったのか、足はほとんど傷跡なく翌日を迎えることができた。
しかし、布団の中にムカデがいるとは……そしてあんなに痛いとは……