映画 浮雲を観る

 一昨日NHKのBSで放送していた映画 浮雲をビデオに撮ったものを今日観た。
 ここまで人間の嫌なところを見つめる映画を商業映画として成り立たせていた当時の映画界のすごさに感激した。とにかく人間の業の深さをここまで直視させるのかと現代人には思えるのである。
 女にだらしない男というものは、許せないのであるがすんなり、またもとの女に甘えることができるところが魅力的でそれがまたゆるせないといったしょうがないといえばしょうがない映画なのである。こういう映画を多くの日本人が名作として見ていた時代があったんだよなー。
 なかなか今の時代こういう映画を映画を観て、ともに語り合う相手がいないのがさみしい。

PS 昨日 はてな に、アドレス変更のことをヘルプで相談したら、早速回答をいただきました。ありがとうございました。