原発について

 菅首相脱原発依存の記者会見を行った。

 この人は、TPPも消費税も自分の名前を後世に残すのが好きなのか、その先鞭をつけることに異常な執着を持つようである。国民の世論を二分するテーマを大きく出すことで自分の政治家としての価値が上がると考えているようである。
 社民党を始め、支持に回るものも出ている。確かに、総理大臣がはっきり脱原発を言うことは素晴らしい。しかし、具体的な話をせず、目標ですというのであれば単なる人気取であり、やめてほしい。

 原発は危険であるのは分かっている。それなのに日本は国家として、ベトナムにそれを売りつけようとした。マスコミも前原外務大臣がそれを売り込んだことをほめていた。モンゴルにその処理施設をつくり廃棄物を全部預けようという動きもある。自分の国で、最後まで責任を持つべきではないだろうか。

 日本には今までの運転によるプルトニウムの量も半端ではなくたくさんある。撤退するなら、原発の町はすべて人の出入りも出来ぬ死の町と化してしまう恐れもある。最後までの後始末をお金や人材を惜しまずきちんとやっていかねばならないことを自覚する必要がある。