夢と希望 認め合わねば つながり出来ぬ

 青木雄二の文章で特に心に残ったのが、「どんな生き方をしていても夢と希望をしっかり持っていればいつでも前進できる。」

 山代巴の「囚われの女たち」を読んで、そのことをやはり思った。山代巴は、その獄中の生活の中で知った看守や女囚と人間としての付き合いをし、その苦しみや悩み・喜びを同じ立場に立って、書ききっている。彼女らの夢や希望をしっかり受け止めている。吉田松陰の野山獄での生活を思わせる。
 田中澄江の「橋のない川」に匹敵する文章である。実際、獄に入りその中で彼女らと親身の付き合いをしながら、作品を仕上げたことを考えれば、それ以上とも言える。

 夢と希望 大切にしたい。