TPP 企業のための 国づくり

 TPPに入るのが国のためだとの議論がマスコミ辺りにもあるようだが、本当だろうか。
TPPというのは、アメリカの都合と、日本の大きな企業を優先する社会づくりのため、農漁村を犠牲にしようとするもののような気がする。企業的生き残りをやりとげない農漁村は今にもましてつぶれることになるであろう。経済性の高いプランテーションのようなもののみが地方にはびこることになるのではないか。

 地方性とか、伝統とかを大事に出来ない国が発展するとき、その国は国として存在価値があるであろうか。経済的豊かさを放棄してでも、日本は日本国民が安心できる社会を目指した政策を打ち出してほしい。

 企業人間が国境なくお互い競争しあうのは、自由なようではあるが、お金以外に何も大事なものは無いことになり、やるせない。その国、その国の実情を尊重し合って付き合っていくのが外交であり、真の国際社会であると思う。