冷や飯は 明るい未来の 糧となる

 教室が狭く自習室がないので、今日は国語の先生が授業をする間、一時間本屋で参考書を物色した。このように物理的な要因で外に出なければならないのは何か寂しいものがある。反面、このような時は、なんとなく面白い本を見つけるものである。

 今日は山本義隆氏の「物理学入門演習」を購入した。我々の年代では全学連委員長としてその名も高き人である。彼は駿台予備校の名物教師として活躍されており、大学の物理学の入門を受験生に教えるというハイレベルな事をされている。この本はそういった意味で、受験のためというより物理の面白さを教える本といえる。数学的解析が多すぎる面があり、敬遠していたのであるが、物理の本当の面白さを伝えるために、買ってマスターしておくことにした。

 以前、冷や飯を食わねばならない時こそ、夢に向かって進むチャンスである。と先輩から助言を頂いた事があるが、確かに冷や飯はじっくり味わい、夢に向かっての糧としたい。