朝ドラの コント仕立てに 腹が立つ

 テレビは腹を立てながら見るものではない。それは分かっている。

 ゲゲゲの女房以来、朝ドラを続けて見ている。ずっと面白かったと思うし、特にカーネーションは朝出勤の日は、ギリギリまで見て、駅に急ぎ、駅では吐きそうになっていたものである。

 今回の朝ドラは、結果が見え見えの筋立てでわざとぼけてはチャンチャン!という筋立てである。医専でコーラをつくったり、ダンスパーティーをしたり、それを一回一回ドラマとして無理やり仕立て、笑わせて終わり。

 面白ければよいという考え方は、傲慢であると思う。面白いということは人の尊厳にかかわることであり、面白い事でも相手をおもんばかって慎むなどの心づかいがないといけないのである。それがあって初めて腹の底から笑えるのである。

 見え見えのギャグを連発するのはかんべんしてもらいたい。