伝説の 国語教師の 本を読む

 伝説の国語教師 大村はま の残した言葉をもとにした文庫本を読んだ。

 優劣のかなたに というのが彼女の教育論の骨であったようである。

 優秀な生徒も劣った生徒も関係なく一心に学ぶことのできる授業を組み立てる。話し合いのできる力を育む授業のために、各生徒の持ち味を最大限に引き出すタイミングで生徒に発言のチャンスを与える。オーケストラの指揮者のように各自が持っているすごさを発揮させる歓びを味あわせる訳である。

 他の先生から孤立することも多かったようであるが、最善と信じる教え方を貫き通した人であった。

 少しでもあやかり、自分の生活に役立てたいものである。