パールバック 大地を読んで 感激す

 パールバックの大地を読んでいる。今3巻の途中まで読んでいるところである。4巻まで読み切るのがもったいないように思うくらい面白い。

 中国の土地のにおいまで伝わってきそうである。第一次大戦前の中国の泥臭い話を何でアメリカ人の女性が書いているのか不思議でたまらない。人間の胡散臭さや執念や可愛いところがしっかり書かれている。

 山崎豊子の「沈まぬ太陽」など読んだ時も感動したし、山代巴の「囚われの女たち」の全10巻にも驚いたが、文学には男も女も無いようである。