粕汁を 期待をしつつ 家を出る

 昼御飯に豚汁が出た。この時期、何よりである。「豚汁に限る。」と言いつつ、あったまり、舌鼓を打ちながら味わった。

 そこで、無駄であろうと思いながら、長年妻に対して、相手にされなかった「粕汁も上手いんだがなー。」を口ずさんだ。

 この言葉の返事は「私は粕汁嫌い。」となるのが定番である。

 ところが、今日は「ホームページでおいしい作り方出てるかねー。」とおっしゃったのである。

 昼ご飯を食べると同時にパソコンに走り、粕汁レシピを打ち出した。

 そして粕汁を期待しつつ、仕事に出かけた。