橋本の 源氏物語2巻目 読み進む

 橋本治の窯変源氏物語の第2巻を読んだ。1巻にもまして軽いもので平安のあでやかさが全く感じられない。

 しかし、非常に分かりやすい。この人はこのような権威ある物語をこのように大胆に改変する特異的な才能を持っている。
 三島の解説本で驚く切り口を見せたが、権威というものに全く動じない思考過程を持っているようである。

 とにかく、月に一冊ずつ読み進めて見たい。