センターに 小林秀雄は ちょっとどうかな?

 今年のセンターは国語が難しく点数が過去最悪との話である。

 評論に小林秀雄の「鍔」、小説に牧野信一の「地球儀」を出したためであるというネットの情報を見た。

 新聞を引っ張り出して、電車の中で問題文を読んだ。読んでみて思ったのはこの二人の作家は「世の常識を拒絶し、自分の世界をつくっている」ことを矜持としている。だのに何でこの作品の読解に点数がつけられるのか。

 矛盾そのもののような気がするのは私だけであろうか。

PS おかげで懐かしい二人の作品を久しぶりに味わうことができた。