安岡章太郎 死す 第三の新人残り少なし

 第三の新人と言えば、吉行淳之介遠藤周作安岡章太郎の3人だと思っていた。今日その最後の一人安岡章太郎の訃報を生徒が携帯の情報で教えてくれた。「誰、それ?」と誰も知っていない風なので、偉そうに一応型どおり説明しました。(実際は、小島信夫庄野潤三等もっといるらしい。)

 しかし、吉行と遠藤周作の作品は読んでいるのだが、安岡章太郎のものは読んだことが無い。第三の新人という意味もネットで今日、戦後、イデオロギーの先行しない新しい戦後文学の推進者たちという意味だと知った。

 安岡章太郎、晩年カトリックに帰依するなど、興味深い人であったそうである。遅ればせながら、一度本を読んでみようと思う。