「にごりえ」を 読んだが読めず 情けなし

 樋口一葉の「にごりえ」を大型活字の文庫で図書館でゲットした。名作を今まで読んでいなかったことを人知れず恥ずかしく思っていたので、読んだ。

 名文であるのは間違いなく、流れるような文体である。しかし、意味を繋げて読み切れない。全く力不足である。

 解説を読み、意味は取れたが、24歳で亡くなった、紙幣となって顕彰されている人の文章を読み切れぬのは、日本人として情けない。

 なんとか、文化力をアップして、古典を読み切る力を少しでもつけていきたい。