萩原葉子 イラクサの家 読み終える

 電車の中で卑しく勉強する習慣がこのところついてしまい、電車の中では、寝ているか、生物の暗記、数学の問題解答等をしているかの生活をしていた。
 図書館にもしばらくご無沙汰である。

 しかし、先日の「明智左馬介の恋」に続き、朔太郎の娘の本を読んだ。この人の本は以前読み、その家族間の闇の深さにおののき、次の本をブックオフで見つけ買ってしまったままにしていた。前回の本と比べるとルサンチマンは少なく思ったより、すんなり読めた。

 天才は家族の中にすんなり、入り込めない苦悩があるようである。