寒さ厳し 震えながらカリン 持ち帰る

 寒さが急に押し寄せた。走ってもくちびるがカサカサになるほど冷たい。
 街路樹の下を走るとき、カリンの木から完熟の実が落ちているのを見つけ、持ち帰った。

 一部腐敗しかかっている状態で、においがとてもいい。

 木の実は眺めても飽きない。