鼓腹撃壌

 同窓会に行った。来年、還暦ということもあり、話題にはいかに若さを保つかがどうしても出てくる。しかし、古文のタマヤマ先生が言われていた言葉を思い出す。

 鼓腹撃壌である。中国の理想社会は子供と老人が鼓を打ち、大地を踏みならして泰平の世を喜ぶ社会で、多くの鼓腹撃壌の図が残っているそうである。
 年寄りは年寄りらしいのが素晴らしいのであり、潔く年を取っていくのが素晴らしいのではなかろうか。

 ということで年を取ることの良さを一生懸命説いたのであるが、年寄りを尊重する風潮のない社会において、言葉に説得力がない。仕方なくこのブログで持論を展開する次第である。