満月が 欠けて行くさま 風情ある

 今日は月食である。皆既月食である。マップの南側窓は大きなホテルが駐車場を挟んで建っている。日が遮られる時間帯があり、これは観測の邪魔になるかと心配する。
 夕方6時に月が出ていることを確認。雲は一部出ているがまず見られそうである。冬の満月はほぼ頭の真上を通る事を思い出す。十分見られるのは良いのであるが、逆に窓から顔を出すようにして観測しなければならない。逆の意味でこれは辛い。
 10時前に欠け始めたことを確認。10時半ごろには半分欠ける。ほぼ三日月状になった10時50分ごろ塾を退出。帰路、観測している人が7,8人いる。良い光景である。家に帰ると妻が双眼鏡を持って立っていた。
 完全に皆既状態で赤い月となる。これはとても哀愁がある。

 12時過ぎ、皆既状態から抜け出し始める。

 寒いだけ余計にその美しさが際立つ。

 もっと、おっとりと観測をしたいものであるが、せわしなく興奮するのは治らないようである。