脚本は 時代を映す ストーリー

 脚本家の市川森一が亡くなった。70歳である。何気なく見るといい年のようだが、自分に振り返ってみると後10年である。自分ももういい年なのである。 
 私にとって、市川森一というと「傷だらけの天使」である。時代に対する反発と甘え、暴力と優しさの中に懸命に生きようとする姿が切なかった。

 石堂淑朗が亡くなったばかりである。青春時代に影響を与えてくれた一つ上の世代が確実にいなくなっていく。