陽の光 雲を照らして 色あざやか

 マップの南側窓、太陽をまともに受け暖かい。教室全体が冷たいので、そのありがたさは身にシムものである。休憩時間生徒が日向ぼっこをしながら、太陽が雲に隠れるのを悔しそうに眺めていた。
 次の瞬間、彼は声をあげた。「雲の端っこがエメラルドグリーンだ!」厚い雲の端から太陽が出る瞬間、縁の部分が緑がかっており、オーロラみたいである。雲の濃淡が大きいせいもあり、全体に雲が色づいて見える。しばらく、太陽と雲の姿に二人で釘づけとなった。

 しばらく見ていると、太陽を結構まともに見ていることになり、目が痛くなり、目がちかちかした。しかし、良いものを見た。

 美しいものは、身近なところにしっかりあるものである。しかも、誰も気が付いていないままに!