君が代を 歌う自由と 拒否する自由

 君が代を歌っているかどうか校長が口元をチェックし、歌っていない教師を尋問し、処分したという。そして、法律の下で当然の行為であるという。
 
 この弁で行くと、ナチスの行為は犯罪どころではなく、当時の法律の下では、ナチスを批判する行為こそ犯罪であるということになる。

 また、法律がそれほど大事なものであれば、どう考えても違憲である自衛隊がなぜ存在して良いのか。日本国憲法がある以上、自衛隊違憲である。自衛隊を認める人間は、三島由紀夫のように命をかけてそのことを世に問うべきであり、今のようにごまかしで憲法自衛隊を両立させる事は矛盾ではないか。
 自衛隊員が災害に命をかけているというのは確かであるが、きちんと災害救助隊をつくれば、武器を持っていないため、現場の判断でもっと迅速に動けるわけで、自衛隊が無くなっても何の問題もない。

 自衛隊が本当に必要であるというのなら、徴兵制を導入し、本当の意味で国を守る義務について国民的議論をするべきであると思う。便利だからあった方が良いという形では存在すべきではない。

 憲法についても、本音でもとの所から議論をする世の中をつくってほしいし、君が代を歌わない気骨のある教師がもっと自由に活躍できる世の中になってほしい。