8・9の 黙祷のこと つい忘れる

 今日は8月9日、67年前長崎に原爆が投下された日である。11時2分に黙祷をするつもりであったが、オリンピックの報道を見なければならない。また、今日は1時からBSで「人間の条件」放送する。というわけで、午前中少し教材研究をしておこうと思って問題を解いているうちに、原爆のことを忘れてしまった。

 12時前にご飯を急いで食べ、1時前、映画を見る段になって初めて気がついた。情けない話である。

 しかし、人間の条件 恐るべき映画である。集団主義の中で、ヒューマニズムの実践と個人的幸福の追求との葛藤を容赦なく描いている。

 最近のいじめの問題と同じテーマと言える。

 このような息苦しい映画を何本も連作として取ることを許した当時の映画会社と観客の力は恐るべきものがある。

PS いじめを警察に訴える時代になったようである。学校で刑事事件に相当するようなことが平然と行われているということであろうか。
 警察に人間的指導ができるとは、考えられない。学校は、何らかの形で指導にかかわっていかないと存在意義がない。勉強だけであれば、塾で十分である。